妻が時計を勝手に買っていたのですが、革ベルトだと翌日にエラくかぶれるとのことで、買ってすぐに本棚に放置されていました。
で、金属ベルトに交換すると大丈夫かもしれないと思ったのと同時に、ベルトの交換は自分でできるのではないかと思いまして、やってみました。
特に夏場は汗をかきやすいので、女性の方でも手荒れやカブレが出来る方も多いようで、そんな方はベルトを交換すると治る場合があります。
時計屋さんに頼んでも良いのですが、安く済ませるなら自分で交換してしまいましょう。意外と簡単に出来ましたので。時計屋に行かなくても良さそうです。
元はこんな革ベルトの時計でしたが、トップ画像のように金属ベルトへ。イメージも随分異なりました。
女性用腕時計のベルト交換方法
順を追えば誰でも簡単に出来ます。私も初めて出来ました。私とは逆に金属ベルトから革への交換も同様に可能かと思われます。
シチズンの革ベルトの腕時計はベルト交換できるのか
これがまずわかりませんでして。
公式サイトを見ると、
基本的には交換できません。
ただし、モデルによっては可能な場合もありますので、お問合せ窓口にご相談ください。
おい!
しかしながらググってみますと、ほぼ例外なく出来るとの情報が。シチズン、どうしてそんなイジワルを言うのか。
パッと見、こんな感じで外からベルト交換用の穴が無くても、時計ベルト交換用の「バネ棒外し」なるものがあるらしいです。大丈夫ですよと。
サイズの確認
まず腕時計のベルトのサイズを確認します。
ベルトの裏に刻印されていました。ちなみに妻のは12mmでした。
交換用ベルトをAmazonなどで探す
サイズが分かったので、バネ棒外しがセットになったものを探します。セットになったものが結構あるようです。
これなら、バネ棒外しもセットになってる上にオマケで革ベルトも1本付いて1,980円!と思っていたよりお求めやすい価格となってました。
で、翌日来ました。
説明書も付いてて安心ですね。あとオマケの革ベルトと。まぁ使わないのですが。
バネ棒も4つ付いていました。ただ元々時計で使用していたバネ棒を使うことにすると、こちらも使用することはありません。一応予備ということで。
バネ棒の先端を拡大してみますと、片方が棒外し用、もう片方が棒をプッシュする用。後ほど両方使うことになります。
バネ棒アップ。先を押すと文字通りバネで引っ込みます。
肝心のベルトはこんな感じです。1,980円にしては質感は充分です。特に悪いところは見当たりません。高い時計がどうなっているのか知らないので、なんとも言えないというのが正直なところですが・・。青いのは保護シートです。
説明書ですね。
バネ棒の外し方
では作業に取り掛かります。
まずは既存の革ベルトを外すため、バネ棒なるものを取る必要があります。革ベルトを片側にぎゅっと押し付けると、わずかな隙間ができます。
この隙間にバネ棒外しのY字型の方を突っ込み、棒に引っ掛け用の段差がありますので、そこをぎゅっと下に押し込み、時計本体からずらして棒を取ります。
少しコツがいりますが、何度かやるとコツが掴めると思います。
取れました。
で、もう片方なのですが、こっちはベルトが太くて隙間が無い!
そこをこのようにグイっと無理やりバネ棒外しを突っ込んで、押さえつけるしかありません。
なんとか取れました。
少しだけ革ベルトの先がくにゃっとなりましたが、もう使わないので良いでしょう。
時計はこんな姿に。
金属ベルトの取り付け方
では取り付けます。
その前に、テストでバネ棒だけを取り付けてみました。
構造上、引っ込み方が上下で違いますので、どちらをバネ棒外しで押えた方が取り付けやすいか確認しておいた方が良いかなと思います。
では。まずバネ棒をベルトの端に挿入します。
で、ここがポイントなのですが、表からだと隙間がないのでバネ棒を突っ込みようがありません。ですので、裏側から取り付け作業を行います。
裏側だとご覧のように作業用?にU字型にカットされてまして、バネ棒での押さえ込みが出来るようになっています。上手く出来ていますね。
出来ました!
反対側も同様に。
完成です!
ベルトの長さ調節
が、はめてみると余裕がありすぎました。
そこで、ベルトのコマ数を減らして長さ調節を行うことに。時計本体から外さなくても出来るのですが、外してしまいました。
コマの外し方
ベルトの本体側裏面に、ご覧のように矢印があります。矢印が付いているコマには穴もありますね。
この穴から、バネ棒外しの反対側の棒を突っ込んでグイと中に入っているピンを押し出してしまいます。必ず矢印側から行います。
最初は女性の方には固いかもしれませんが、エイと力を込めれば必ずピンが取れますの。くれぐれもケガには注意しましょう。
取れました!
で、このポチはなんなんだと。これ要りますので、失くさないようにしましょう。
このポチは、ベルトのオス側の一つに入れるようになっています。おそらくこれがピンをぐっと縛っている役目なのでしょう。
ポチが入っているのが分かるでしょうか。
不要な分だけコマを抜いて、あとは元に戻すだけです。抜いたピンは矢印と逆側、つまり出てきた側から必ず戻すようにしましょう。
ピンは指では戻せない固さです。リモコンなどでコンコン叩けば充分入ります。指でやると血を見ることになりそうですので、注意しましょう。
最後の一押しはバネ棒外しで、隣と同じ深さまで押し込みましょう。
今度こそ完成です!
ちなみに私の場合、腕周り15cmで3コマ取りました。(その後、妻に合わせると更に1コマ取りました。)
まとめ
そんなこんなで、初めてでしたが意外と簡単に出来ました。写真取りながらで30分ぐらいでしょうか。
あと、思っていたより時計のベルトって安いんだなと。しかもバネ棒外しまで付いていて。
これじゃ街の時計屋さんも上がったりなのかなと思ったり。
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