Photoshopで証明写真の修正・レタッチ、データの作り方。20分で完成させます。

photoshop

 

証明写真が必要なことがたまにあります。

 

証明写真ボックスで毎回撮って納得度40%ぐらいなのに800円ぐらい取られるのもイヤ、だからといって写真スタジオで撮るのは大げさ過ぎる。撮ったデータくれないし。

 

そこで備忘録兼ねて、Photoshopで作れる証明写真の作成方法にて。初めてでもこの通りやれば20分あれば大丈夫。

前半が写真の修正(レタッチ・加工)、後半がサイズや、切り抜きの方法も踏まえたデータの作り方です。

修正不要な方は飛ばして後半からでOKです。

 

ただし現像はコンビニじゃなくて、写真屋を絶対推奨。1枚30円ほど。詳しくは後述。

 

まずはデジカメでそこそこの写真を用意

撮影方法の細かいことは他記事に譲るとして、なんだかんだいって元写真のクオリティがかなり重要。自宅でも工夫すればそこそこ撮れます。

一眼までは言わないので、せめて普及点のコンデジで。スマホじゃ厳しいかも。

 

ポイントだけ述べるとこんな感じに。

  • 背景は壁、風呂場、シーツなど無地
  • 十分に明るさを確保できる場所で
  • ホワイトバランスに注意
  • 可能であればRAWで
  • レンズは目の高さ
  • 一人であれば三脚推奨

 

いつも自分が鏡で見ている顔は、自分の目から見ている顔、つまり目の高さにレンズを合わすことが大切。

 

Photoshopで適度に修正

Photoshopは色んなことが出来すぎるのですが、いきなり全ての機能を使い倒そうとか思わないことです。

そんなの無理す。

目指すのは必要な機能を使って、そこそこの出来です。時間かけすぎるのはナンセンス。他にしたいことが出てきたときは、都度ググればOKなのです。

 

ちなみにあくまで私は素人ですので、この方法が必ずしも正しい方法かは分かりませんが、まぁそこそこ出来たので良しとしてます。

 

 

写真を開く

まずはPhotoshopで元の写真データを開きます。LAWならLAWでもOKです。とりあえず拾った誰かおじさんの写真。OJISAN.jpg。

 

スクリーンショット 2017-03-12 17.04.08

 

 

水平を出す

水平を出します。特に修正する必要が無ければこのステップは不要です。

左のツールボックス「スポイトツール」から「ものさしツール」を選択。

スクリーンショット 2017-03-12 17.08.49

 

 

ドラッグで水平を出したいラインを引っ張ります。右端から左端まで引っ張っても良いですし、下のように部分的でもOKです。

スクリーンショット 2017-03-12 17.24.06

 

人間の顔の場合、必ずしも両目を基準にして水平が出るとは限りませんので、鼻筋や全体から判断しましょう。

 

 

線を引いたら、ツールバーの「レイヤーの角度補正」をクリック。

スクリーンショット 2017-03-12 17.09.44

 

四辺に少しづつ空白が出来ていると思いますが、今回作る証明写真では後ほど切抜きするので、心配無用モーマンタイ。

 

 

キャッチアイをいれる

目の光ですね。死んだ目をしている場合に蘇生します。修正不要そうであれば飛ばしてOKです。

作業しやすい程度に拡大しておきます。

スクリーンショット 2017-03-12 17.29.03

 

 

使うのは「ブラシツール

色はグレーから白あたり、筆の太さは適宜調整して下さい。このサンプルの場合は、それほど修正する必要もなさそうですが、練習がてら追加。

今回は太さ6px、硬さ0にて。色はちょいグレーぐらい。

スクリーンショット 2017-03-12 17.31.34

 

 

カーブを描きつつ。反対の目も同様に。カーブではなくポイントをちょい足しぐらいでもOKです。

スクリーンショット 2017-03-12 17.33.10

 

 

さて、引きで見るとどうでしょう。ちょっとヤリ過ぎでしょうか。涙目みたいになりました。おじさんもたまには泣きたい時もあるでしょう。

スクリーンショット 2017-03-12 17.48.32

 

 

 

毛穴を消す

肌をツルツルにします。あまりやりすぎるとのっぺりなるので注意です。

 

まずは新規レイヤーを作成。

スクリーンショット_2017-03-13_17_20_59

スクリーンショット_2017-03-13_17_21_33

 

 

ツールボックスから「ぼかしツール」を選択。

スクリーンショット 2017-03-13 17.22.23

 

 

「全レイヤーを対象」にチェックを入れ、強さ50%、筆の太さを調節します。ここでは30pxぐらいに。

スクリーンショット 2017-03-13 00.20.35

 

お肌の気になる部分をなぞっていきます。

 

ケシミンいらずのシミ消し作業

小林製薬泣かせのシミ消しです。

この作業は上の「ぼかし」と手順が逆の場合でも良いかと。ホクロ、しみなどが多い場合はこちらで先にある程度消してから「ぼかし」で肌ツルツルの方が良いでしょう。

 

 

左のツールボックスから、使うのは2つ「スポット修復ツール」と「修復ツール」。

スクリーンショット 2017-03-12 17.40.41

 

 

スポット修復ツールは自動判定、修復ツールは元サンプルを選択(MacではOption+クリック)してそれを基準に修復、といった感じです。

小さなホクロなどは「スポット修復ツール」、肌を整えるのは「修復ツール」の方がやりやすいかなと思います。筆の大きさを調整しながら微調整します。不自然にならないように、やりすぎに注意です

 

このサンプルの場合、解像度が低いので少しやりづらいですが。髭剃り跡を中心に整えていきます。

スクリーンショット 2017-03-12 18.04.28

 

 

フェイスラインを整える

顔の形を変えちゃう、というわけですね。これも気にする必要がなさそうであれば飛ばしてOKですが、結構変わります。方法は2つ。

1. マニュアル調整

フィルタ」「ゆがみ」を選択。

スクリーンショット 2017-03-12 18.08.31

 

調整画面が開きます。左のツールボックスから一番上の「前方ワープ」を選択。

スクリーンショット 2017-03-12 23.14.00

右側には属性の調整画面が開きます。

スクリーンショット 2017-03-13 17.07.29

 

 

ブラシツールオプションでサイズを調整しながら、ここは慎重に。今回はサイズ60で。他はデフォルトのまま。

スクリーンショット 2017-03-12 18.16.21

 

 

調整したい部分(今回は顎のライン)を、少しづつ動かして細めていきます。

スクリーンショット_2017-03-13_17_02_16

 

 

2. 顔立ちをパーツごとに調整

これがなかなか良く出来てまして。Photoshop側で自動で顔のパーツを認識して、パラメーターで修正が可能です。

先の画面のまま、右側中断に「顔立ちを調整」のプロパティがあります。。目、鼻、口、顔の形状という項目に分かれているので、実際に動かしながら良い感じに調整します。

 

顔の形状

まずは顔の形状で全体の大きさを細めに調整。顎、顎の高さ、顎の輪郭、顔の幅、今回は先に上のマニュアルである程度細めてから更に微調整。

スクリーンショット 2017-03-12 18.23.58

 

笑顔、上唇、下唇、口の幅、口の高さ、のパラメーターを調整。笑顔で口元がキュッとあがります。

スクリーンショット 2017-03-12 18.25.29

 

 

鼻の高さ、鼻の幅を調整

スクリーンショット 2017-03-12 18.25.21

 

左右を同じパラメーターに揃える場合は、真ん中のリンクボタンを押しておきます。目の大きさ、目の高さ、目の幅、目の傾き、目の間隔、を調整。

スクリーンショット 2017-03-12 18.25.12

 

 

ここでは前方ワープツールを使いましたが、他にも「縮小ツール」「膨張ツール」があるので、時間がある方はそれらを使うのもアリです。

顔以外でも全身写真などの場合、他の部分を大きくしたい場合には便利ですね・・・まぁ色んなパーツが想定されるでしょうけど・・。これ以上は言いません。

動かしているうちにコツを掴んで慣れてきます。

Bスクリーンショット_2017-03-12_23_14_00

 

 

肌の調子を整える

トーンカーブ

いったんここで全体の肌の調子(感じ)を整えます。

イメージ → 色調補正 → トーンカーブ を選択。

スクリーンショット 2017-03-12 23.21.40

 

 

基本的にはあまりいじり過ぎずに、真ん中あたりを少し上げて気持ち明るめぐらいが良いでしょう。今回は逆にちょい下げしました。

スクリーンショット 2017-03-12 23.23.08

 

 

クイックマスクで部分的に色味を調整

Photoshopで覚えておいた方が良い機能の一つ、クイックマスクですね。これを使用して部分的(パーツごと)に調整することが可能になります。

クイックマスクについては、こちらの記事などを参考に。

参考 選択範囲をもっと気楽に!「クイックマスク」「クイック選択ツール」「焦点領域」

 

これで例えば唇だけを鮮やかに、目をブルーやブラウンに、などという修正が可能になります。

 

 

HDR気味に深みを増す

これは証明写真では不要ですが、他でレタッチする時に使えるかも知れないので覚えておいて損は無しです。

フィルターから「Camera Rawフィルター」を選択。

スクリーンショット 2017-03-14 16.36.29

 

各種パラーメーターがあるので、色々いじれますが、

スクリーンショット 2017-03-14 16.37.21

 

 

使うのは下の方にある明瞭度。これをプラスにすると激シブに、マイナスにするとソフトになります。

スクリーンショット 2017-03-14 16.37.36

 

 

これでプラス100。HDR気味ですね。

スクリーンショット 2017-03-14 16.45.40

 

 

最後に微調整

ここまでしてきて、もう一度気になるパーツや、全体を見ながら微調整。おじさんも随分変わってしまいました。当然ながら証明写真でここまで変えるのはNGですよ。

ちょっとアゴ周りが気になりますが、今回は妥協です。

OJISAN スクリーンショット 2017-03-13 17.25.29

 

 

ゆがみフォルターを何回か重ねてかけたり、クイックマスクで顔半分ぐらいにシャドーをつけたりすると、このぐらいの悪人まで持ってこれます。今回は使いません。

スクリーンショット 2017-03-14 16.45.50 スクリーンショット 2017-03-14 16.51.41

 

 

サイズ設定で実際の証明写真用データ作成

さて元写真ができたとします。修正一切なしの方は、ここからスタートでも構いません。Photoshopで各種証明写真を作る場合、このサイズ設定でつまづく場合が多いようです。

まずは作成したい証明写真の指定サイズを確認します。

参考 証明写真サイズ参考一覧 【各種免許証・申請書・パスポート】

 

今回は免許証用の写真とします。サイズは3.0 x 2.4cm。顔のサイズは2.0cmが目安。

 

サイズの計算

新規レイヤーを追加し、楕円形ツールで顔の大きさに合わせた円を新規レイヤーに追加。円は塗りつぶし無し・線ありにします。

スクリーンショット 2017-03-13 17.54.44

 

 

 

大きさの微調整は編集→ 編集→ 自由変形で合わせます。

スクリーンショット 2017-03-13 17.55.49

 

大体でokです。

スクリーンショット 2017-03-13 17.56.30

 

 

 

右の属性ウインドウで円の大きさを確認します。後ほどのサイズ計算のためにキリのよい数字に合わせます。ここでは613pxだったので600pxにしてしまいます。

スクリーンショット 2017-03-13 17.57.02

 

 

これで今回作ったデータの顔の大きさは600pxということが分かりました。ということは600pxが顔の指定サイズである20mmになるように計算していきます。

例:
顔の大きさ 20mm:600px
写真の縦  30mm:900px
写真の横  24mm:720px

 

切り抜き

上の計算から、900 x 720pxで切り抜くことになります。

まずはこの大きさの長方形を新規レイヤーに追加。画像の上で一回クリックすると大きさ指定のボックスが出るので指定した方が楽です。先と同様、塗りつぶしなし・線ありで。

スクリーンショット 2017-03-13 18.13.24

 

またこの際に表示→ スナップにチェックを入れておきます。

スクリーンショット 2017-03-13 18.14.45

 

 

そうすることで、画像の中心に合わすことが可能になります。下の画像だと鼻筋を中心に合わさりました。

スクリーンショット_2017-03-13_18_15_00_2_B

 

次に切抜き。
切り抜きツール」を選択。

スクリーンショット 2017-03-13 18.19.38

 

 

ツールバーで比率 2.4:3 を指定し、先に追加した四角に合わせて切り抜き。微妙にずれるぐらいは大丈夫です。

スクリーンショット 2017-03-13 18.39.56

スクリーンショット 2017-03-13 18.32.05

 

イメージ→「カンバスサイズ」で切り抜いた大きさを確認します。

スクリーンショット 2017-03-14 00.26.22

 

ずれていたら指定の数字を入れて切抜きを行います。基準位置は真ん中、あるいは真ん中下でよいでしょう。

スクリーンショット 2017-03-14 00.26.59

 

 

最後に「レイヤー」→「画像を統合」。これを忘れずに。先に作った切り抜き用の楕円、長方形のレイヤーは非表示でOKです。

スクリーンショット 2017-03-13 20.36.59

 

最終データの作成

印刷用データのため新規ファイルを作成します。上のファイルは開いたままでOK。

ファイル→ 新規で設定画面が開くので、画素数(ピクセル数)と解像度を指定します。

スクリーンショット 2017-03-13 19.28.07

 

 

画素数ですが、ここではデジカメで撮った元の写真以上に画素数を上げない事です。仮にカメラが1200万画素と、2285万画素の例で計算してみます。

印刷用のファイルの大きさはDSCサイズ、Lサイズぐらいが良いかと思います。こんな感じですね。

DSCLサイズ
縦横比率3:43:4.28
出来上がりサイズ89 x 119mm89 x 127mm
約1200万画素3000 x 4000px3000 x 4280px
約2285万画素4140 x 5520px4140 x 5906px

 

 

 

今回は1200万画素・DSCサイズで作成するとして、解像度は300ピクセル/インチ、3000 x 4000pxを指定します。他はそのままで。

スクリーンショット 2017-03-13 20.21.44

 

 

真っ白ですね。

スクリーンショット 2017-03-13 20.22.26

 

 

元の写真に戻り(タブで切り変え)サイズを設定します。DSCの縦が89mmなので逆算すると、

89mm:3000 pix
30mm:1011 pix

ですね。

 

「イメージ」 →「画像解像度」を開きます。

スクリーンショット 2017-03-13 20.28.44

スクリーンショット 2017-03-13 20.28.29

 

 

まず解像度を300pxに合わせ、幅と高さをリンクさせたまま、高さに1011pixを入力。

スクリーンショット 2017-03-13 20.32.38

 

 

これでデータの解像度とサイズが指定したものになりました。

レイヤーを先に作成したファイルのタブへドラッグすると、自動的に新規レイヤーが作成されます。

スクリーンショット_2017-03-13_20_45_04

 

 

DSCサイズのファイルに追加されました。

スクリーンショット 2017-03-13 20.45.26

 

 

 

DSCサイズだと余白が多いので、複数枚コピペするのもあり、サイズ違いの他の証明書用データを複数枚貼るのもよしです。

スクリーンショット 2017-03-13 20.59.47

 

後で使えるように一旦Photoshopのフォーマット「.psd」形式で保存しておくことをオススメします。その後.jpgで保存します。画質は最高画質にしておきます。

スクリーンショット 2017-03-13 21.02.10

 

 

プリントはコンビニじゃなくて写真屋を絶対推奨

最近はコンビニでも写真印刷ができます。普通のA4ペーパーの印刷なら全く問題ないのですが、写真プリントて。これってどんなレベルなのか。

コンビニの複合機じゃ、写真は無理ゲー。

 

わい将、かつて会社でリースの複合機数十台総入替え担当して、複数社見積もりとプレゼンされたので機能は一通り把握しました。

 

まずローソンとファミマ。こちらは「ネットーワークプリント」いうサービスで、提供はSHARP。
参考 SHARPコンビニのマルチコピー機サービス

 

セブン。こちらは「ネットプリント」というサービスで、富士ゼロックスが提供。
参考 富士ゼロックス コンビニでのサービス

 

両社の複合機ともに言えるのは、あれは写真印刷用途に開発されたものではなく、ビジネスペーパー大量印刷用なのです。

1枚30円ほどなので、Lサイズで実際にコンビニ印刷を試してみましたが無残でした。写真プリントもできる(高画質とは言ってないよ)と言うことですね。

 

 

では、どこでプリントすれば良いのか。それは写真屋です。

近くに写真屋があれば、今ではほぼ全てのお店でデジタルプリントも受付しているでしょう。無ければネットです。

参考 FUJIFILM ネットプリントサービス
参考 Kodakアラリス ネットプリントサービス

 

私は昔からキタムラでプリントしています。キタムラはフジのフロンティアを使っています。注意点はDSCとLサイズを間違えないこと無修正を指定することです。

 

厳密にいうと、同じ機械を使っているキタムラでもお店によって違いが出るようです。個体差なのか調整の力なのかは私には分かりません。プロの印刷はまた違うようで色々あります。

とりあえず証明写真ぐらいであればキタムラあたりで印刷すれば、普通の人はまず満足できる品質に仕上がります。

 

まとめ

修正はこだわりたい人は時間をかければよいし、ほどほどで良い人は15分ぐらいやればいいでしょう。で、データ作成を5分ほどで終わらすと。慣れれば誰でも出来ます。

 

でも忙しいし、実際面倒クサイですよね。

 

その証明写真、注文請け負います。

なので私、1,500円で完パケ納品(修正〜最終写真データ作成まで)します。

 

 

希望の顔へ仕上げます。修正は納得するまである程度応じます。やりとり100往復とか無理よ。こちらから問い合わせどうぞ。

 

 

まぁPhotoshopも今ではCloudになって、月1000円ぐらいで最新版をずっと使えるので、それぐらいならギリ出してもいいかなレベルですね。

 

とりあえず1週間はお試し無料で使えるので。PC複数台ある人は、台数分アカウント作って最大限無料で使い慣れてから判断するのもアリすね。

私はそうしました。

 

コメント